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2019 年度 研究成果報告書

骨髄増殖性疾患における、CALR遺伝子変異によるJAK2活性化メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09849
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関九州大学 (2018-2019)
久留米大学 (2016-2017)

研究代表者

野波 篤  九州大学, 医学研究院, 助教 (00758419)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード骨髄増殖性疾患
研究成果の概要

骨髄増殖性腫瘍(MPN)において、JAK2/TPOR変異のない本態性血小板血症の67%、骨髄腺維症の88%にCalreticulin(CALR)遺伝子変異が新たに同定されたが、その発症におけるメカニズムは不明であった。我々の研究により、変異CALRによるMPN発症にはTPORの存在が必須であり、それによりJAK-STAT経路活性化していることが判明した。

自由記述の分野

血液悪性腫瘍

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在MPNに対する治療には、抗がん剤であるハイドロキシウレア、JAK阻害剤であるルキソニチニブなどが投与されるが、効果は十分でない。CALRはシャペロンタンパクであり、直接の機能阻害は困難と考えられるが、この新知見により、変異CALR 陽性MPNの治療として現行の治療薬だけでなく、TPORの機能阻害によっても治療効果が期待できることが判明し、これにより症状や予後の改善につながる可能性がある。

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公開日: 2021-02-19  

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