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2018 年度 研究成果報告書

悪性リンパ腫でのエピジェネティクス関連遺伝子異常とNFkBシグナルとの関係

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09865
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関国際医療福祉大学 (2017-2018)
国立研究開発法人国立がん研究センター (2016)

研究代表者

小林 幸夫  国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (50240734)

研究分担者 野本 順子  国際医療福祉大学, 医学部ゲノム医学研究所, 助手 (30601322)
福原 傑  国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (70445295)
棟方 理  国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (80601319)
前島 亜希子  国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (90342906)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードBCR / NFkB / target sequence
研究成果の概要

限局期DLBCLで診断後5年以降に再発した21例でターゲットシークエンスを行なった。解析できた計18例のうち、9対ではMYD88, CD79B, RHOA, TNFRSF14, PIM,MLL2, CREBBP, PRDM1, MEF2Bが共通で、初発時のみ、再発時のみに遺伝子変異が加わっていた。他の9対では、免疫グロブリンの共通の再構成にもかかわらず、共通の遺伝子変異がなく、パネルに含まれていなかった「ドライバー」遺伝子の変異を検出出来なかったことが考えられた。CD79bとMYD88のいずれかあるいは、両方の変異がありMCDに合致した。晩期再発限局期DLBCLの特徴と考えられた。

自由記述の分野

血液腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

悪性リンパ腫の検体で実用上、問題なく遺伝子検査ができる系を確立した。悪性リンパ腫では、個々の遺伝子変異に応じた治療薬が1:1で見つかるわけではない。しかし、悪性リンパ腫の発症に関する遺伝子群(パスウェイ)がわかってきており、そのパスウェイごとには、阻害剤が発見されてきている。
この研究は、将来的には、個別化治療の元になり、より副作用がない、より効果のある治療薬が選択できる元となると考えられる。事実、限局性の病変で、長年の後に再発している例では、将来はそのパスウェイに応じた治療薬で維持療法を行うようになるかもしれない。

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公開日: 2020-03-30  

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