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2018 年度 研究成果報告書

STAPアダプター分子群による免疫調節・腫瘍化シグナル制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09872
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関国際医療福祉大学 (2017-2018)
大阪大学 (2016)

研究代表者

織谷 健司  国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (70324762)

研究分担者 前田 哲生  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (00403064)
金倉 譲  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20177489)
一井 倫子  大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座助教 (30633010)
戸田 淳  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (90770834)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードSTAP / アダプター蛋白 / 免疫応答 / 慢性骨髄性白血病 / 移植片対宿主病
研究成果の概要

STAPアダプター蛋白の作用機序を解析するとともに病態形成に及ぼす影響を解析した。
STAP蛋白がCD3-ITAMドメインやLCKとの結合を介してT細胞受容体シグナルを増強することを見出した。また、STAP-1が慢性骨髄性白血病幹細胞の生存・維持に関与していることを明らかにした。さらに、STAPトランスジェニックあるいは野生型マウス由来骨髄細胞を移植するGVHDモデル実験から、Tリンパ球に発現するSTAPは移植片対宿主病を増強させることも見出した。
以上、STAP蛋白の新しい機能を見出すとともに、慢性骨髄性白血病や移植片対宿主病の治療・予防に関してSTAP阻害剤の臨床応用の可能性を示した。

自由記述の分野

血液内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

STAPアダプター蛋白の免疫応答への関与を明らかにするとともに、慢性骨髄性白血病や移植片宿主病の病因・病態へのSTAPの関与を明らかにした。このことは、自己免疫疾患などの難治性疾患や一部の腫瘍において、STAP人為的操作による治療の可能性を示唆するものである。STAP阻害剤開発後の治療対象疾患の縛り込みに成功した。

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公開日: 2020-03-30  

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