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2018 年度 研究成果報告書

B細胞性リンパ腫における微小免疫環境を標的とした新規治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09875
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関九州大学

研究代表者

加藤 光次  九州大学, 大学病院, 講師 (20571764)

研究協力者 宮脇 恒太  
杉尾 健志  
佐々木 謙介  
大島 孝一  
赤司 浩一  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード悪性リンパ腫 / 微小環境
研究成果の概要

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)は、全リンパ腫で再も罹患数が多い。現状R-CHOPが標準レジメンとされるが、その治療反応性は症例によって大きく異なる。我々は、微小環境に着目したDLBCLの新たな予後層別化モデルの構築を試みた。新規RNA解析技術(nCounter)やDNAシークエンスによる網羅的解析を行うことで、胚中心(Germinal center : GC)型の微小環境をもつDLBCLは予後良好であることが判明した。一方、GC型の微小環境を欠く症例は特定の遺伝子異常と相関し、その予後不良であった。DLBCLが有する微小環境パターンによって、DLBCLの予後層別化が可能であった。

自由記述の分野

血液内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来までのDLBCL予後層別化は、B細胞リンパ腫自体の遺伝子プロファイリングが中心で、微小環境との関連について、ほとんど研究されてこなかった。本研究により、リンパ腫微小環境のパターンが、DLBCLの予後をより精確に層別化しうることが分かった。治療開発という側面においても、本研究は、従来行われてきた腫瘍細胞(B細胞)そのものを標的とする治療を革新する次世代の新規治療法の創出に役立つことが期待されうる。

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公開日: 2020-03-30  

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