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2018 年度 研究成果報告書

miR223を介したS1PR1発現制御とSLEにおける病態への関与

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09896
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 膠原病・アレルギー内科学
研究機関岡山大学

研究代表者

渡部 克枝 (砂堀克枝)  岡山大学, 医学部, 客員研究員 (80639914)

研究協力者 浅野 澄恵 (平松 澄恵)  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードSLE / S1PR1 / miR223 / T細胞
研究成果の概要

全身性エリテマトーデス(SLE) においてスフィンゴシン1 リン酸受容体1 (S1PR1)の発現低下を示唆する報告がある。我々は、SLE の代表的モデルマウスMRL/lpr マウス脾臓由来T 細胞において、S1pr1 の発現を抑制するmicroRNA223-3p(miR223)の発現亢進を確認した。miR223 ノックアウトB6/MRLマウスを作成し解析したところ、末梢リンパ節CD4+T細胞中のearly apoptosis細胞の割合と、脾臓中のCD19+細胞、CD19+CD138+細胞及びCD138+細胞数が有意に上昇していることを確認し、SLEの病態改善に寄与している可能性が示唆された。

自由記述の分野

リウマチ膠原病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

後天的遺伝子制御によりSLEの病態形成に関与する新規候補microRNAとしてmiR223-3pに着目し、標的遺伝子であるS1PR1の発現制御を介したアポトーシス能への影響等が確認された。SLEは、いまだアンメットメディカルニーズの高い難治性の自己免疫疾患であり、miR223及びS1PR1が新規治療標的となりえる可能性が示唆された。

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公開日: 2020-03-30  

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