• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

シェーグレン症候群におけるHTLV-Iの作用点と分子機序を解明する多角的研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16K09899
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 膠原病・アレルギー内科学
研究機関長崎大学

研究代表者

中村 英樹  長崎大学, 病院(医学系), 講師 (10437832)

研究分担者 清水 俊匡  長崎大学, 病院(医学系), 助教 (40770467)
高谷 亜由子  長崎大学, 病院(医学系), 医員 (90821380)
川上 純  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (90325639)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードシェーグレン症候群 / HTLV-1
研究成果の概要

抗HTLV-1抗体陽性シェーグレン症候群(SS)唾液腺におけるtax/HBZとNF-kappa B/Foxp3蛋白発現を免疫組織学的に比較検討した。SS組織では浸潤単核球と導管両方にHBZとtax発現を認めたが、HAMSSの浸潤単核球にはtax優位の発現がみられた。キャリアSSでは浸潤単核球・導管共にHBZと少量のtaxが発現していたが、抗HTLV-I抗体陰性SSではHBZ/tax共に発現はごく軽度であった。Foxp3はATL MNCsで17.2%と有意な発現を認めHAMSSでの発現も10.4%と陰性群より高値であった。HAMSSでのtaxの優位発現とFoxp3の発現の偏りが特徴的であった。

自由記述の分野

膠原病分野

研究成果の学術的意義や社会的意義

シェーグレン症候群(SS)におけるHTLV-1の関与について、ISHおよび免疫組織検討を行い、ATLとHAMSSでは、浸潤単核球におけるHBZとtaxの発現比率に差がみられた。また、浸潤単核球におけるNF-kB発現はHTLV-I感染に関わらず同等であったが、Foxp3はATLおよびHAMSSに優位であり、HBZ-Foxp3がHTLV-I感染病態により特異的に関与している可能性が示唆された。これまでの研究ではHTLV-1陽性SS唾液腺の遺伝子発現はtaxのみでの検討であったが、HBZとその誘導蛋白Foxp3の発現が明らかとなった。進歩の乏しかったSSとHTLV-1の直接的関連が明確となった。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi