関節炎モデルマウスを用いた実験を行った。関節炎発症モデルを確立し、炎症程度も安定していることから投与実験を繰り返し施行することが可能となった。投与実験においてRMT1-10投与群ではコントロール群に比べて関節炎スコア改善の再現性が確認された。血清TNF、IL-6抑制効果も認めており、RMT1-10は炎症性サイトカイン伝達経路に影響することが確認された。今後において炎症性滑膜部位における炎症性サイトカインや細胞内伝達経路について検討する予定であり、関節リウマチに対するRMT1-10が新規薬剤として有用であるか継続実験する予定である。
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