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2018 年度 研究成果報告書

関節炎病態における樹状細胞由来破骨細胞の作用メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09915
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 膠原病・アレルギー内科学
研究機関産業医科大学

研究代表者

花見 健太郎  産業医科大学, 医学部, 助教 (50441853)

研究分担者 久保 智史  産業医科大学, 医学部, 助教 (70461548)
研究期間 (年度) 2016-10-21 – 2019-03-31
キーワード樹状細胞 / 破骨細胞
研究成果の概要

GM-CSF刺激の先行後、M-CSF及びRANKL刺激を加える事で、ヒト単球が抗原提示能と骨吸収能を有する多核細胞、樹状細胞由来破骨細胞(dendritic derived osteolast; DCOC)へ分化する事が示され、関節リウマチ患者滑膜において、DCOCが存在し、通常破骨細胞を上回る骨吸収能を有するとともに、共刺激分子、MHC-class II、CD11c、CX3CR1を保持し、T細胞刺激能を有する事を示した。DCOCが炎症環境下にある関節リウマチ患者の関節で誘導され、破骨作用と抗原提示機能を併せ持つことで強力な炎症性骨破壊を増悪させている可能性が示唆された。

自由記述の分野

臨床内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

樹状細胞由来破骨細胞(dendritic derived osteolast; DCOC)は骨破壊に重要な役割を担うと共に、炎症性病態における免疫応答にも関与している可能性が考えられる。本研究では、関節リウマチ患者滑膜にDCOCが存在する事を示し、DCOCの分化機序の解明、DCOC機能と関節破壊・関節炎の関連を解明した事で、関節炎病態に対するより有効的な治療戦略を展開出来ると考えられ、医学的にも多大な意義を持つものと考える。

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公開日: 2020-03-30  

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