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2018 年度 研究成果報告書

自己免疫・喘息疾患におけるヒト遊離型TIM-4の検出・機能解析と病態的意義

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09924
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 膠原病・アレルギー内科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

秋葉 久弥  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60338316)

連携研究者 原田 紀宏  順天堂大学, 医学部, 准教授 (10465065)
安倍 能之  順天堂大学, 医学部, 助教 (10647027)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード免疫 / アレルギー / ぜんそく / 炎症 / 診断薬
研究成果の概要

新たに作製したELISAを用いて、順天堂医院に通院する気管支喘息患者の血清中ヒト遊離型TIM4を測定して、その数値と症状の関連を検討した。結果、気管支喘息患者の重症度と遊離型TIM-4量が相関する結果を得た。この結果から、血清中の遊離型TIM-4は気管支喘息の診断における有用なバイオマーカーになる可能性を示している。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

遊離型TIM-4は多種の炎症性サイトカイン産生の誘導に働く。現在、TNF-αなど個々の炎症性サイトカインを標的にした抗体医薬品は実用されているが、多種の炎症性サイトカイン産生を総合的に根本から抑制することが可能になれば、個々の抗サイトカイン抗体療法に抵抗性を示す患者さんの治療に繋がると考えている。また抗TIM-4抗体による抗炎症作用は、喘息に留まらず、他の難治性慢性炎症疾患の新たな治療ターゲット分子になる可能性がある。また遊離型TIM-4は、補助診断あるいは治療効果や予後予測に際して有用なバイオマーカーになる可能性がある。

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公開日: 2020-03-30  

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