アレルギー性気管支肺真菌症例から分離した真菌計102株を遺伝子解析により同定し,Aspergillus属以外に真正担子菌や黒色真菌を検出した。網羅的に気道真菌叢を評価するため、気管支粘液栓から抽出したDNAを用いて真菌特異的ITS 1領域遺伝子をPCR増幅し、次世代シークエンサーを用いて評価するシステムを構築した。 A. fumigatusはヒト好酸球のCD11bやSykを介してextracellular trap cell deathを誘導することを明らかにした。この際に放出されるextracellular trapはDNaseによって溶解できた。
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