研究成果の概要 |
2012-16年に名大病院で検出されたカルバペネム耐性E. cloacae complex(ECC)39株中20株がカルバペネマーゼ産生菌(CPE)であった。分子疫学的解析では、CPEのST53(6株), ST113(7株), ST513(2株)が遺伝的に近縁であった。CPE 7株のプラスミド解析では、全てIMP-1遺伝子を含むクラスI型インテグロンの入ったIncHI2A 型の構造の類似したプラスミドであった。 2014-16年に愛知県の24施設から収集したCPE疑いのECC82菌株の解析では、4施設から18株のCPEを認めた。全てIMP-1産生株で、同じ施設内では同じST型の株が認められた。
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