研究課題/領域番号 |
16K09941
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感染症内科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
長谷川 直樹 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20198724)
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研究分担者 |
星野 仁彦 国立感染症研究所, ハンセン病研究センター 感染制御部, 室長 (20569694)
西村 知泰 慶應義塾大学, 保健管理センター(日吉), 講師 (90348649)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 肺MAC症 / microRNA |
研究成果の概要 |
microRNA (miRNA)はタンパク質をコードしない微小なRNAであり、細胞内で転写調節因子として機能し、様々な疾患の病態に関与している。我々は、ヒトマクロファージを用いたMycobacterium avium complex (MAC)感染実験、肺MAC症患者の血清を用いた臨床研究により、ヒトmiRNAのhsa-miR-346が肺MAC症の病態に関与し、疾患活動性を評価する血清バイオマーカーになりうることを発見した。
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自由記述の分野 |
感染症
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本において、肺MAC症の罹患率は増加傾向にあるが、肺MAC症は慢性難治性呼吸器感染症であり、疾患活動性を評価するバイオマーカーも無く、臨床経過や予後を予測することは極めて困難である。血清hsa-miR-346濃度測定に基づいた肺MAC症の疾患活動性評価が可能になれば、臨床経過や予後予測が容易になり、より良い肺MAC症診療が可能となる。また、hsa-miR-346を介した肺MAC症の病態が解明されれば、新規治療標的の発見につながる。
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