次年度使用額が生じた理由 |
(理由) 研究段階の2)に当たる「ELISA、SPRを用いたNPL2008株VLP、NPL2009株VLPの血液型抗原結合能の評価」で用いるSPRに不具合が生じた。次年度使用額となっ た1,388,215円のうち670,000円分はSPR解析用のチップの購入に充てる予定であった分である。SPR解析用のチップは、1枚が33,500円と高額であり、解析対象とするNPL2008株、NPL2009株、Positive controlとして設定するGII.4遺伝子型株、Nagative cotrolとして設定するGII.1遺伝子型株、国内分離GII.13遺伝子型株の計5株のVLPの、6種の糖鎖に対する結合の評価に少なくも20枚必要である。残りの700,000円はSPRのシステムチェックに充てる予定である。 (使用計画) 平成30年度は、先ずSPRの立ち上げとNPL2008株VLP、NPL2009株VLPの糖鎖結合能の確認を行う。これらの基礎データを元に、研究段階3)に当たる「NPL2009株の血液型抗原結合能獲得の鍵となるアミノ 酸をNPL2008株のアミノ酸に置換したVLPを作製し、血液型抗原結合能の減弱または消失を確認する」をスタートさせる。
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