研究課題
基盤研究(C)
新しい抗菌薬としてアンチセンス療法(ペプチド核酸:Peptide Nucleic Acid 【PNA】)の開発を行った。特に細菌性肺炎・中耳炎の主要起炎菌である肺炎球菌を対象菌とした。さまざまな改良を加えた結果、肺炎球菌に対して効果の高いPNA(RFR-acpP-PNA2S)を同定できた(MIC 5μmol/L)。
感染症
従来の抗菌薬はその濫用により耐性化が問題となっている。本研究で開発した新しい抗菌薬であるPNAは、肺炎球菌だけが持つ遺伝子配列をターゲットにすることで同菌を選択的に除菌することができる。