研究成果の概要 |
カンジダ・アルビカンスを用いて川崎病モデルマウスを作成し、①IgG,②Fab領域,③Fc領域,④IgG1/10量,⑤シアル酸高含有IgG1/10量,⑥シアル酸高含有Fc1/10量を投与した。 プラセボ群の冠動脈炎発現は100%であったのに対し、①IgGは0%、②Fab領域は75%、③Fc領域は10%で、抗炎症作用は主にFc領域にあることがわかった。 また④IgG1/10量の冠動脈炎発現が50%あったのに対し、⑤シアル酸高含有IgG1/10量及び⑥シアル酸高含有Fc1/10量は0~20%で、シアル酸高含有のIgG及びFc製剤では10分の1の成分量で十分な効果があることが示された。
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