研究課題/領域番号 |
16K10088
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
柳 貴英 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (70418755)
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研究分担者 |
荒井 洋 社会医療法人大道会(神経リハビリテーション研究部), 神経リハビリテーション研究部, 研究員 (50501194)
丸尾 良浩 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (80314160)
森岡 一朗 神戸大学, 医学研究科, 特命教授 (80437467)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 臨床的黄疸 |
研究実績の概要 |
本研究の基礎データとして、早産児における遷延性黄疸についてケースコントロール研究を行い、その成果を論文として発表した。 (J Pediatr. 2017 Nov;190:159-162.e1.) 核黄疸症例についてサンプル収集を終了し、すべての遺伝子解析を終了した。サンプルの80%がUGT1A1*6のアレルを持ち、同アレルの遺伝子頻度は一般日本人の約3倍、という結果であった。UGT1A1*6が臨床的核黄疸の危険因子であることを強く示唆する結果である。神戸大学小児科で行った別研究での、コントロールデータと本研究のデータを合わせて統計解析を行うため、倫理委員会申請の上、現在オプトアウト期間を設定している。オプトアウト期間が終了した時点で統計解析を行い論文投稿する予定である。 また、カルフォルニア大学サンディエゴ校を訪問し、薬理学 Robert Tukey教授と今後の研究の方向性について詳細に話し合った(UGT1A1遺伝子多型と腸管内UGT1A1活性の関係について、humanized UGT1A1モデル動物を用い検討する、など)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究の基礎データとして、早産児における遷延性黄疸についてケースコントロール研究を行い、その成果を論文として発表した。 核黄疸症症例については、遺伝子解析を終了し、統計解析を待つ段階である。
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今後の研究の推進方策 |
統計解析を行い、論文作成を行う。海外学会(Pediatric Academic Society)にて成果を発表する。
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次年度使用額が生じた理由 |
遺伝子解析に必要な物品が、予定より少なくですんだため。
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