研究課題/領域番号 |
16K10166
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
藤井 一恭 鹿児島大学, 医歯学域附属病院, 講師 (70452571)
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研究分担者 |
近藤 格 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 分野長 (30284061)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | HDAC阻害剤 / チロシンキナーゼ / 核内受容体 / 皮膚T細胞リンパ腫 |
研究成果の概要 |
ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害剤は皮膚T細胞リンパ腫などの新規治療薬として注目を浴びているが、単剤での治療効果には限界がある。本研究ではHDAC阻害剤の刺激により一部のチロシンキナーゼ活性が亢進すること、核内受容体やチロシンキナーゼにHDAC阻害剤の併用療法のターゲットとしての可能性があることを明らかにした。
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自由記述の分野 |
皮膚リンパ腫、HDAC阻害剤
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
進行期皮膚T細胞リンパ腫の治療はいずれも短期的な効果しか期待できない。ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤は皮膚T細胞リンパ腫などの新規治療薬で、これまでの治療薬と異なるメカニズムで抗腫瘍効果を示すため治療戦略の中心となりうるが、単剤での効果は限られている。本研究で核内受容体作動薬やチロシンキナーゼ阻害剤にHDAC阻害剤の抗腫瘍効果を増強する作用があることが明らかになったことで、将来的な新規治療法の開発につながる可能性がある。
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