NMO36症例のうちで、AQP4抗体 陽性例は28例、陰性例は8例、男性2例のみMOG抗体陽性であった。オレキシン値はMOG陽性例では比較的に高値であった。両抗体とも陰性例では、加療後のオレキシン値の改善が乏しかった。 NMDAR抗体は169例のうちで14例で陽性であった。14例のうちの7例は脳炎に至った症例であり、当初は緊張病と診断されていた。もう7例は神経症状の無い精神症状のみの症例であり、診断としては、緊張病3例、 短期精神障害2例、統合失調症2例であった。その他に25例の睡眠障害で、6例の陽性例を見いだした。睡眠障害の6例の陽性例の内、5例がナルコレプシーで、1例が反復性過眠症であった。
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