研究期間中に計818例の対象が本研究にエントリーし、下記の研究成果が得られた。1.自己に対する負の中核信念は非機能的態度と関連し、自己に対する正の中核信念は達成と自己制御に関する非機能的態度と関連する、2.対人関係敏感性は自己に対する負の中核信念と関連する、3.非機能的態度は負の自己モデルと関連する、4.愛情なしの過保護の養育態度は正のワーキングモデルを障害する、5.社交性は負の自己モデルと相関し、自律性は正の自己モデルと相関する、6.Mu-オピオイド遺伝子多型は、養育態度と相互作用を示して協調性と自己志向に影響を与える。これらの知見を論文と関連学会にて公表した。
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