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2018 年度 研究成果報告書

オピオイド・オキシトシン受容体の遺伝型と養育態度が衝動性・情動欠如に与える影響

研究課題

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研究課題/領域番号 16K10204
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 精神神経科学
研究機関山形大学

研究代表者

大谷 浩一  山形大学, 医学部, 教授 (00194192)

研究協力者 鈴木 昭仁  
松本 祥彦  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード精神病理学 / オピオイド受容体 / 養育態度
研究成果の概要

研究期間中に計818例の対象が本研究にエントリーし、下記の研究成果が得られた。1.自己に対する負の中核信念は非機能的態度と関連し、自己に対する正の中核信念は達成と自己制御に関する非機能的態度と関連する、2.対人関係敏感性は自己に対する負の中核信念と関連する、3.非機能的態度は負の自己モデルと関連する、4.愛情なしの過保護の養育態度は正のワーキングモデルを障害する、5.社交性は負の自己モデルと相関し、自律性は正の自己モデルと相関する、6.Mu-オピオイド遺伝子多型は、養育態度と相互作用を示して協調性と自己志向に影響を与える。これらの知見を論文と関連学会にて公表した。

自由記述の分野

精神病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでの研究においてOPRM1遺伝多型、オキシトシン受容体遺伝多形、幼少時期の養育態度、衝動性・情動欠如の関連を包括的に検討した研究や、これらの要因の相互作用並びに関連作用を検討した研究は行われていなかった。得られた研究成果により、自己愛性、反社会性、境界性パーソナリティー障害などの精神疾患や薬物依存、自殺、性的逸脱、暴力行為、賭け事などの問題行動の病態解明や予防につながるものと考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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