研究課題/領域番号 |
16K10224
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
山縣 文 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (30439476)
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研究分担者 |
三村 將 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (00190728)
岩波 明 昭和大学, 医学部, 教授 (80276518)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | うつ病 / 脳画像研究 / MRI / 親子研究 |
研究実績の概要 |
本年度は、研究実施体制の準備を行なった。具体的には、当施設内のMRIの研究目的での使用枠の確保や研究補助員を採用した。データ保存用のパソコンや解析ソフトを購入した。さらにMRI撮像条件や臨床評価尺度、神経心理検査などの具体的な研究プロトコールについても研究分担者と協議し決定した。また、国際学会への参加し、最新の知見を学んできた。その後、MRIのテストスキャンを繰り返し画像の質に問題がないことを確認したため、リクルートを開始し被験者リストを作成している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の予定では、本年度内にうつ病および健常親子ペアを5組づつ(計20名)をリクルートし、データ収集を開始する計画であったが、リクルートの開始が遅れてしまっている。理由としては、本研究が当施設の倫理委員会で承認を得るまでに予定より時間がかかってしまったためである。 しかし、候補者のリストは作成中であり、来年度より順次データを取得していけば、以降は当初の計画通り、研究を進めていくことができると考えている。
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今後の研究の推進方策 |
慶應義塾大学病院には多くのうつ病患者が入院さらに外来通院されている。現在、活発に研究協力者の登録を進めており、過去の当施設での研究実績からも本年度内に目標の症例数を集めることは十分に可能であると考えている。それでも、リクルートが不十分の場合は、研究分担者である岩波明の協力のもと昭和大学病院や他の関連病院より紹介を受けることで、スムーズに被験者の登録を進めていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
実際のMRIデータの収集が遅れ、被験者への謝金やMRI使用料の経費が発生しなかったため、次年度使用額が生じた。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度より、多くの被験者のMRIデータを収集するため、主に謝金や人件費、MRI使用料の経費として使用する予定である。次年度は、物品費の使用は少なくなる予定である。
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