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2018 年度 実施状況報告書

母と娘の脳は似ている?: うつ病における女性優位な世代間効果の生物学的基盤の検出

研究課題

研究課題/領域番号 16K10224
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

山縣 文  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 専任講師 (30439476)

研究分担者 三村 將  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (00190728)
岩波 明  昭和大学, 医学部, 教授 (80276518)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード気分障害 / 脳画像研究 / MRI / 世代間伝達 / 親子研究
研究実績の概要

本年度も昨年度に引き続き、気分障害の親とその健康な子供のペアを対象にリクルートを継続した。平成30年度末(3月31日現在)までで35ペア計70名の被験者のリクルートを終了している。具体的には、母親ー娘ペア10組(20名)、母親ー息子ペア8組(16名)、父親ー娘ペア9組(18名)、父親ー息子ペア8組(16名)である。

脳画像データとしては、安静時機能的MRI、3次元T1-MRI、拡散強調画像、光トポグラフィー(NIRS)を取得している。さらに、臨床評価尺度も取っている。 現時点では、まだ統計解析を実施するまでの十分なサンプル数は取得しておらず、報告できる結果は得ていない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究実施体制は整っており、外来や入院患者のリクルートも順調である。年間40名の被験者のリクルートが当初の目標である。よって、概ね予定通りに研究を実施できていると考える。

今後の研究の推進方策

慶應義塾大学病院には多くの気分障害の患者が入院さらに外来へ通院されている。現在、活発に研究協力者のリクルートを進めており、過去の当施設での研究実績からも来年度中に目標の症例数を集めることは十分に可能であると考えている。 それでも、リクルートが不十分な場合には、研究分担者である岩波明の協力のもと昭和大学病院や他の関連施設より紹介を受けることで、より円滑に被験者の登録を進めていく予定である。

来年度の夏までにはデータの取得を終了し、脳画像解析を開始し、来年度中に論文として発表する予定である。

次年度使用額が生じた理由

目標数と全く同じ数の被験者のリクルートができなかったことや施設側の理由から予定通りMRI撮像ができなかったこともあり、MRI使用量や被験者への謝金や物品費などが少なくなったことが考えられる。 次年度より、多くの被験者のMRIデータを収集するため、主に謝金や人件費、MRI使用料の経費として使用する予定である。次年度は物品費の使用は少なくなる予定である。

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公開日: 2019-12-27  

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