研究成果の概要 |
7テスラMR spectroscopy (MRS)を用いグルタミン酸(Glu)が中枢神経系に及ぼす病態を検討した。グルタミン酸トランスポーター欠損マウスではグルタミン(Gln)高値、Glu正常であった。過剰なGluを無害なGlnに転換させる生体防御メカニズムが想定された。Pnpla7変異マウスでNAA, Cho, Glu 低値が認められた。PNPLA7は髄鞘形成、Glu-Glnサイクルに関与する可能性が考えられた。ヒト急性脳症の検討からMRIで異常がなく、一過性にGln高値を呈するmild encephalopathy with excitotoxicity (MEEX)を見出した。
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