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2018 年度 実施状況報告書

新しい脳内ドパミントランスポーターイメージ解析システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K10336
研究機関旭川医科大学

研究代表者

沖崎 貴琢  旭川医科大学, 医学部, 教授 (10322893)

研究分担者 片山 隆行  旭川医科大学, 医学部, 講師 (70396365)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードドパミントランスポーター
研究実績の概要

これまでの研究でI-123 FP-CITの線条体集積を定量的に評価する各種アルゴリズムを開発、解析用ソフトウェアを作成し、これを用いて実際のびまん性レビー小体型認知症(DLB)を対象として、その再現性を検証した。この結果は国内及び国際学会発表を行い(北海道核医学地方会、北米核医学会、秋季北日本核医学地方会、欧州核医学会)、論文を作成した(Inter- and intra-observer reproducibility of quantitative analysis for FP-CIT SPECT in patients with DLB. Atsutaka Okizaki, Michihiro Nakayama, Kaori Nakajima, et.al.Ann Nucl Med. 2017 Dec;31(10):758-763. doi: 10.1007/s12149-017-1209-9. Epub 2017 Sep 14.)。次いでパーキンソン病患者を対象としたDAT scan dataを収集し、本研究によって考案し、プロトタイプのソフトウェアとしてアルゴリズム実装済みの環境下で集積の定量値を解析した。この結果に関しても2018年の第47回断層映像研究会、2018年及び2019年の日本医学放射線学会春季大会でその一部を発表、更に詳細な解析結果を基に論文原稿を作成し、現在医学雑誌への投稿中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

アルゴリズムの開発、ソフトウェアの作成、DLB患者を対象とした研究を完了し、PD患者に対してのデータ解析も進行中であるが、当初の本研究の目的であった正常ボランティアを対象としたデータベースの作成による加齢による集積への影響の補正に関しては、臨床研究法の施行に伴い予定を大幅に変更する必要が生じ、研究機関を1年間延長する事となった。

今後の研究の推進方策

引き続きデータ収集に努め、PD患者に対する解析結果の論文受理を目指す。また、他施設によって報告されている正常ボランティアによるデータも本研究結果に組み合わせて、更に研究を推進する。

次年度使用額が生じた理由

科学研究費で購入予定だった物品の一部が、結果として研究者の他の競争的研究資金から購入可能であったこと、前述したように臨床研究法の施行に伴い研究計画に変更が生じたことから、研究予算を翌年度以降に繰り越す事が出来た。引き続き予算を有効に活用しながら、研究を推進する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] パーキンソン病患者のDAT scanにおけるSBRとHY scaleの重症度の関連に関する研究2019

    • 著者名/発表者名
      沖崎貴琢、中山理寛
    • 学会等名
      日本医学放射線学会総会
  • [学会発表] Test-retest Reproduciblity of Specific Binding Ratio for DAT scan by using Bland-Altman analysis.2018

    • 著者名/発表者名
      Atsutaka Okizaki, Michihiro Nakayama, Koji Takahashi
    • 学会等名
      日本医学放射線学会総会
  • [学会発表] DAT scanの定量評価2018

    • 著者名/発表者名
      沖崎貴琢
    • 学会等名
      断層映像研究会
    • 招待講演

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公開日: 2019-12-27  

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