研究課題/領域番号 |
16K10352
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
山上 卓士 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (10257537)
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研究分担者 |
吉松 梨香 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (10607592)
岡本 芳晴 鳥取大学, 農学部, 教授 (50194410)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 凍結療法 / 子宮筋腫 |
研究実績の概要 |
子宮筋腫に対するいくつかの低侵襲な治療法が知られているが、近年、凍結療法が新たな治療法として注目されるようになってきた。 しかし、当治療法は新しい治療法であり、妊孕性への影響など不明な問題点も多い。申請者らは子宮腔内に温水を還流下しつつ凍結療法を行うことにより、病変のみを凍結し正常子宮内膜を温存することができるのではないかと考え、子宮腔内温水還流下凍結療法を考案した。 本研究では、子宮腔内温水還流下凍結療法の有効性及び安全性について検証する。また子宮筋腫に対する治療後の重要な問題である妊孕性への影響について、動物実験を併用して検証しようとしている。 これまでに、全身麻酔下に山羊(雌)を開腹し、子宮腔内(両側子宮角)に還流用チューブを挿入したのち、温水還流下に子宮筋層にプロ―べを穿刺し凍結療法を行った。また、ブタの摘出子宮に対し還流あり・なしで凍結療法を行い、形成されたアイスボールをMRIにて経時的に観察した。これらの実験で得られたデータを解析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
豚コレラの流行等により予定していた実験計画を変更する必要性が生じたため。
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今後の研究の推進方策 |
得られたデータを解析する。引き続き研究を遂行する。
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次年度使用額が生じた理由 |
(理由) 遅延している研究計画を次年度以降に行うため。 (使用計画) 予定していた研究計画を次年度以降にも順次行っていく。
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