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2018 年度 研究成果報告書

同時収集型PET/MRI装置による認知症分子病態診断の高度化

研究課題

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研究課題/領域番号 16K10356
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

伊藤 浩  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (20360357)

研究分担者 久保 均  福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00325292)
富永 英之  福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (00393348)
村上 丈伸  福島県立医科大学, 医学部, 助教 (00403428)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードPET/MRI / FDG / 認知症 / 体動補正 / 部分容積効果補正
研究成果の概要

同時収集型PET/MRI装置を用いて、認知症診断に向けたPETによる脳内ブドウ糖消費量の測定の高精度化を検討した。脳萎縮の影響の補正するための部分容積効果補正では、PET/MRI装置ではPET画像と同一時間に撮像したMRI画像が得られるため、MRI画像を用いたPET画像の部分容積効果補正をより簡便かつ正確に施行することが可能であった。PET画像と同時に収集したMRI画像を用いた体動補正では、検査中の体動が避けられない認知症患者のPET検査中の体動をリアルタイムに補正することができ、検査精度の向上に寄与する可能性が示唆された。

自由記述の分野

核医学(特に脳神経核医学)、放射線画像診断学(特に神経放射線診断学)

研究成果の学術的意義や社会的意義

認知症における画像診断は、SPECTによる脳血流評価とMRIによる脳形態の評価が臨床で行われているが、今後はPETを用いた脳内ブドウ糖消費量測定による脳神経機能の評価と脳内βアミロイド蓄積および脳内タウ蓄積の測定による脳病理変化の評価が行われるようになる。このような状況において、近年開発され普及し始めている同時収集型PET/MRI 装置を用いてこれらの測定を高精度化し、認知症の画像診断の高度化を図ることは意義のあることと思われる。本研究の成果は認知症のPET/MRI装置を用いた新たな総合画像診断学を確立していく上での礎となりうるものである。

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公開日: 2020-03-30  

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