| 研究課題/領域番号 |
16K10366
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 研究分野 |
放射線科学
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| 研究機関 | 金沢医科大学 |
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研究代表者 |
渡邉 直人 金沢医科大学, 医学部, 教授 (40210926)
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| 研究分担者 |
岩淵 邦芳 金沢医科大学, 医学部, 教授 (10232696)
道合 万里子 金沢医科大学, 医学部, 講師 (40515673)
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| 研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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| キーワード | 塩化ラジウムー２２３ / DNA損傷 / リンパ球 / 放射線障害 |
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| 研究成果の概要 |
塩化ラジウム－223を用いた治療に、リンパ球にどの程度の放射性組織障害が出現するのか、DNA損傷部位に集積するγ-H2AXを用いて検討した。対象は患者4名で、計12回のゾーフィゴ治療を施行した。治療前、治療２４時間後に採血し、リンパ球を分離しγ-H2AXを用いて免疫染色を行なった。治療前後のリンパ球に発生するDNA損傷数の測定を行った。結果：投与前後でのリンパ球数50個を対象にしたγ-H2AXの輝点の１細胞当たりの平均値は、治療前0.４７±1.０９ 治療後0.７２±1.３４であった。治療によりDNA損傷の有意な増加を示した。治療によりリンパ球のＤＮＡ損傷として軽度の放射線障害が認められた。
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| 自由記述の分野 |
核医学
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実際には塩化ラジウム－２２３を用いた放射線内部照射治療では、様々な副作用が生じているが、重大な副作用としてリンパ球減少等の骨髄抑制があることは確認されている。その副作用を早期で評価できれば、副作用緩和にとって有用と考えられる。治療２４時間後のリンパ球をγ-H2AXを用いて免疫染色を行なって、リンパ球のＤＮＡ損傷を評価できるので、早期にある程度の骨髄のＤＮＡ損傷の一端を評価できると推測される。リンパ球のＤＮＡ損傷の障害程度によって、臨床上早期に副作用に対応できる有用性が示唆される。
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