筋衛星細胞へのX線照射影響は、静止期において、また、Ⅰ型コラーゲン上で行うことによって、軽減することを見出した。筋衛星細胞の遊走能は、X線4、8 Gyの照射で減少した。速筋と遅筋の比率に対するX線照射影響は、分化誘導前X線照射、分化誘導度X線照射いずれの場合においても、速筋のミオシン重鎖をコードする遺伝子発現が増加し、遅筋のミオシン重鎖をコードする遺伝子発現が減少していた。マイオカイン分泌に対するX線照射影響評価においては、CCL8、CXCL1 CCL2、CCL7、FGF21のmRNA発現量変化がみられた。
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