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2019 年度 実施状況報告書

アミノ酸イメージングと癌シグナル伝達因子による脳腫瘍患者の予後予測マーカーの解明

研究課題

研究課題/領域番号 16K10368
研究機関近畿大学

研究代表者

甲斐田 勇人  近畿大学, 医学部, 講師 (40299425)

研究分担者 加藤 天美  近畿大学, 医学部, 教授 (00233776) [辞退]
河原 明彦  久留米大学, 大学病院, 医療技術員 (00469347)
村上 卓道  神戸大学, 医学研究科, 教授 (20252653)
服部 聡  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (50425154)
石井 一成  近畿大学, 医学部, 教授 (50534103)
伊藤 彰彦  近畿大学, 医学部, 教授 (80273647)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
キーワード脳腫瘍 / アミノ酸イメージング / 癌シグナル伝達因子
研究実績の概要

この研究の目的は11C-methionine (MET) PETと神経膠腫で手術を受けた患者を対象に、アミノ酸代謝や細胞増殖シグナル伝達因子(LAT1, mTOR, HIF1-α,VEGF, EGFR)とMET集積との相関性を明らかにし、MET集積パラメータ(T/N ratio,SUVmax, SUVmean, TLA, MTV)と、細胞増殖シグナル伝達因子を用いて予後予測因子を前向き研究で明らかし、脳腫瘍の腫瘍増殖とアミノ酸代謝の関係について病理学的解明も試みる。令和元年度も当施設の脳神経外科と密接に連携し、研究参加可能な脳腫瘍患者の登録を継続している。年度末までにMET PET/CTを受けた32例の脳腫瘍患者を登録できた。これらの患者は当施設で手術や放射線治療などの集学的治療やその後の経過観察も行っている。現在、そのうち17例の病理標本染色を共同研究機関である久留米大学の病院病理部で開始し、染色を行っている途中である。また、収集したMET PET/CTデータのパラメータに関する解析も同時に遂行中で、その結果の一部を第79回日本医学放射線学会総会で発表する予定である。来年度も対象患者のデータ収集を第一に努めていきたいと考える。PET/CTデータ収集と解析、手術を行った患者の病理標本の染色に関して円滑に進めていけるよう、関係各所との連携を再確認し、随時打ち合わせを実施する。次年度は最終年度に該当するため、データのとりまとめを行っていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

初年度研究開始が遅れたため、全体目標患者数には追いついていないが、単年度の収集患者数としては想定内である。また、病理組織の免疫染色も開始できたので、比較的順調に進んでいると考える。

今後の研究の推進方策

次年度も収集患者数を年度末まで重点的に伸ばしていきたいと考える。また、同時にデータ整理や手術症例の免疫染色を継続していく。最終年度になるので速やかな解析を行い、データをまとめていきたいと考える。

次年度使用額が生じた理由

目標症例数にまだ追いついていないために、予算が繰り越しになった。次年度も引き続き症例収集に努め、データ解析・まとめへとつなげていきたい。

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公開日: 2021-01-27  

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