当施設の高気圧酸素療法を調査し、放射線治療後晩期有害事象に対して施行された症例について分析した。また、他施設の研究報告を調べるため放射線治療関連学術大会に出席した。結果として、副作用の発生頻度と重篤さ、および治療奏功により得られる利益のインパクトが大きい疾患の一つに放射線治療後直腸潰瘍があると考えられた。そのため、放射線治療の副作用対策特集が組まれたのを機会に原稿を投稿し、これが書籍に掲載された。また、当施設で高気圧酸素療法のデータベース化に取り組んだ。副次的に従来紙ベース運用であったオーダーシステムを病院情報端末上で可能にし、紙台帳のみであった実施記録も病院端末上に記録されるようになった。
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