研究課題
基盤研究(C)
Gean4をベースとする炭素線治療ポートシミュレーションツールについて、積層原体照射法をシミュレーションする機能を追加する為にプログラムを拡張した。そのシミュレーションツールを評価する為に、治療計画や測定結果と比較したところ、線量分布に関しては3%以内で一致していることがわかった。また、採用する物理モデルによっては計算時間が大きく変わり、長いもので約2週間かかった。
医学物理
治療計画装置の中で行わている線量計算は、実用上単純化したモデルで行っている。本モンテカルロシミュレーションツールは、生物学的効果でも治療計画での計算結果と比較することができ、治療計画の検証ツールとして用いることができる。他の生物モデルを取り込めるようになれば、他施設との比較も可能となる。