研究課題/領域番号 |
16K10387
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
小宮山 貴史 山梨大学, 総合研究部, 助教 (40324206)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 肺癌 / 放射線治療 / 臨床的標的体積 / リンパ節 / 予防的リンパ節照射 |
研究実績の概要 |
「肺癌放射線治療計画のためのリンパ節部位のCTアトラス」の英文論文「The Japan Lung Cancer Society-Japanese Society for radiation Oncology consensus-based computed tomographic atlas for definig regional lymph node stations in radiotherapy for lung cancer」がJournal of Radiation Research誌掲載(2017年1月) 日本放射線科専門医会・医会ミッドウインターセミナー講演「肺癌リンパ節領域の照射設定」(2017年1月) ガイドライン作成のためのコンセンサスミーティングを3回開催(2016年9月、2017年2月、2017年4月)ガイドライン作成方針についてクリニカルクエスチョンを含まない教科書形式の「手引き」とする方針を確認、また委員のコンセンサスのみでの作成でなく、原発巣、転移リンパ節、予防領域ごとにsystematic reviewを行い、その結果をもとに作成する方針とした。日本医学図書館協会へ文献検索を依頼するための準備作業を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初は委員のコンセンサスのみでガイドラインを作成する予定であったが、systematic reviewを行う方針としたため、その準備に時間を要し、全体としてやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
肺癌放射線治療の照射野設定について原発巣、転移リンパ節、予防領域の3つのテーマについてsystematic reviewを行う。 グループ内で上記のsysytematic reviewの結果をもとにCTV(臨床的標的体積)設定についてのガイドライン(手引き)の原案を作成する。 JROSG(日本放射線腫瘍学研究機構)の肺/縦隔腫瘍グループ内で提案、議論する。 最終結果を論文発表(journal of Radiation Resaerch誌を予定)
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次年度使用額が生じた理由 |
第3回コンセンサスミーティングを日本医学放射線学会総会中に開催したため、交通費が別途支給されたメンバーが多かったため。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度使用額は主に下記の費用として充てる予定である。 sysytematic reviewの文献検索依頼、文献共有のためのソフト購入、コンセンサスミーティング3回開催
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