研究課題
中央遮蔽を用いない外部照射(3DCRT)とCT-based IGBTを採用した前向き臨床試験に登録した子宮頸癌40例(予定症例数)の臨床結果を解析した。FIGO臨床病期は、IB1: 12例、IB2: 12例、IIA: 1例、IIB: 11例、IIIB: 3 例、IVA: 1例、腫瘍最大径の中央値は47mm(13-81mm)であった。28例で同時化学放射線療法が実施された。全骨盤照射45Gy/25回後にCT-based IGBT 20Gy/4回(A点)を実施した。観察期間中央値33ヶ月(9-52ヶ月)であった。1例は経過観察が中断した(22ヶ月)。死亡例は7例(原病死 6例、敗血症による死亡1例)、子宮頸部再発例は6例、骨盤内リンパ節再発例は3例、遠隔転移例は7例であった。2年全生存率85%、2年局所制御率85%、2年骨盤内制御率83%、2年無病生存率75%であった。HR-CTV D90 70GyをCut-off値とし、2群に分けて比較すると、70Gy以上の群で局所制御率が有意に良かった(93% vs 64%、p=0.018)。Grade 3以上の晩期有害事象は膀胱炎G3 2例、直腸炎G4 1例の計3例(7.5%)であった。OARのD2ccの中央値はそれぞれ膀胱74(58-95)Gy、直腸56(51-76)Gy、S状結腸 63(51-73)Gy、小腸 57(45-74)Gyであった。
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