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2018 年度 研究成果報告書

高精度放射線治療を用いた子宮頸癌根治的放射線治療プロトコルの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K10398
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関琉球大学

研究代表者

戸板 孝文  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員教授 (30237036)

研究分担者 垣花 泰政  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20185713)
有賀 拓郎  琉球大学, 医学部附属病院, 特命講師 (60647337)
前本 均  琉球大学, 医学部附属病院, 医員 (70774470)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード子宮頸癌 / 根治的放射線治療 / 中央遮蔽 / 画像誘導小線源治療 / 前向き臨床試験
研究成果の概要

子宮頸癌根治照射例について治療期間中の子宮のinterfraction motionを治療計画CTとcone beam CT (CBCT)の座標系における偏位量より検討し、関与する各種因子を明らかにした(英文誌掲載)。3D-IGBTを行った子宮頸癌根治照射例について各種DVHパラメータと治療成績について検討した(英文誌掲載)。3DCRT(中央遮蔽なし)と3D-IGBTの組み合わせによる根治照射の前向き臨床試験を行い、予定患者数(40例)の登録により予定経過観察(2年)後の最終結果を得た(学術集会口演発表、英文論文投稿準備中)。

自由記述の分野

放射線腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

子宮頸癌への強度変調放射線治療(IMRT)適用に支障と考えられた治療中の子宮(ターゲット)移動の詳細を明らかにした。3次元計画腔内照射(3D-IGBT)の適用で中央遮蔽なしの外部照射が日本人でも実施可能なこと、グローバルより低い線量スケジュールで同等の効果を得ること、のエビデンスを臨床試験で得た。3D-IGBT(タンデムとオボイド)の問題点が示され、組織内照射を加えたHybrid-3IGBTの必要性が示唆された。以上の結果は、IMRTと3D-IGBT(Hybrid)を組み合わせた高精度放射線治療の臨床試験の立案に生かされ、今後更に安全で効果の高い子宮頸癌根治照射の開発に寄与すると考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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