研究課題/領域番号 |
16K10421
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
落合 高徳 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, その他 (20447486)
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研究分担者 |
山岡 昇司 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (90263160)
田中 真二 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (30253420)
田邉 稔 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (50197513)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 肝細胞癌 / 大腸癌肝転移 / PDL1 |
研究実績の概要 |
本研究においては、Nuclear factor-kappa B(NF-kB)活性の抑制による肝胆膵悪性腫瘍に対する抗腫瘍抑制効果、また、NF-kB と免疫チェックポイント分子を標的とした臨床応用をテーマとしている。 昨年度われわれが明らかにしたPDL1をスコア因子とした新規予後予測スコアリングモデルを改良化した。また、進行肝細胞癌や肝細胞癌腹膜播種症例を対象として、臨床病理学的特徴の検討を行った(第118回日本外科学会定期学術集会、第15回日本消化器外科学会大会で発表)。 さらに肝細胞癌に対する研究と同様の手法にて、大腸癌肝転移切除例における臨床病理学的検討を行った(第79回日本臨床外科学会総会、The 71st Society of Surgical Oncologyで発表)。近年の大腸癌に対する化学療法の進歩に伴い、大腸癌肝転移に対する術前・術後補助化学療法がトピックになっているが、いまだ一定の見解は得られていない。われわれは、肝切除が唯一の根治を望める治療法であること、周術期化学療法と肝切除の併用療法が肝切除単独よりも有効であることを明らかにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
肝細胞癌、大腸癌肝転移の臨床病理学的検討をNF-kB活性化抑制の実験に先んじて行っているため。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究の展望は、昨年度明らかにした肝細胞癌における新規予後予測スコアリングモデルに続いて、大腸癌肝転移症例における検討を進めながら、NF-κBのin vitroの実験も進めていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
NF-kBに関連したin vitroの実験が遅れているため。
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