研究課題
①GISTにおけるイマチニブ耐性株の作成については、約6か月間のイマチニブのGIST細胞株への持続曝露により、耐性の獲得を確認し、microarrayへ提出したのちにイマチニブ耐性にかかわる遺伝子の網羅的な解析を行った。同定されたpathwayの解析を行った。②FBXW7のGIST臨床検体での発現を、免疫組織学的手法を用いて、評価した。約200症例の臨床検体を集積し、最終的な予後解析まで行った。FBXW7の低発現の症例は、腫瘍径が大きく、高リスク群が有意に高かった。また、治療前のPET SUV値も有意な相関関係を認めた。特に中、高リスク症例では再発を予測する独立した危険因子であることを証明した。これまでのリスク分類に加えてFBXW7発現が再発予測因子として重要であることを示したことから、今後、臨床でも術後補助療法の患者選択に有用なバイオマーカーであることを示した。
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Gastric Cancer
10.1007/s10120-019-00950-y
Annals of Gastroenterological Surgery
巻: 3 ページ: 43~49
10.1002/ags3.12211