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2017 年度 実施状況報告書

食道癌における根治的非開胸食道切除の低侵襲性を短期的・長期的に検証する臨床研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K10490
研究機関東京大学

研究代表者

瀬戸 泰之  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (00260498)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード食道癌 / 低侵襲手術 / ロボット支援下手術
研究実績の概要

本研究は食道癌に対するロボット支援下非胸腔アプローチ根治的食道亜全摘術という我々の開発した術式の低侵襲性および有用性を生理学的かつ術後の機能評価の面から検証することを目的とした。食道癌術後QOLを後方視的に解析し、食道癌術後周術期成績、血清サイトカイン、呼吸機能、体成分分析、術後QOLを前方視的に検討した。
60人(ロボット支援下手術群25人、開胸手術群35人)の食道癌患者が本研究に参加し、全員が解析対象となった。食道癌術後の周術期成績、血中サイトカイン、呼吸機能、体成分分析、QOLを前方視的にロボット支援下手術群と開胸手術群とで比較検討を行なった。開胸手術群と比較してロボット支援下手術群において、肺炎発症頻度の低下、術後入院期間の短縮を認め、術後の血中サイトカインレベル上昇の軽減、術後呼吸機能の保持、良好な術後QOLが示された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

目標としていた対象症例の集積が得られ、推定していた結果が得られているため。

今後の研究の推進方策

今後、対象症例における術後体分析、術後QOL評価を経時的に行っていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

研究に必要な経費を計上した結果次年度使用額が生じた。

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公開日: 2018-12-17  

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