研究実績の概要 |
2001年から2008年までの胃切除症例において、再度癌の浸潤部を評価し、Tissu Micro Arrayを作製しKLF4を含めたiPS因子の免疫組織染色を行い, その発現強度と予後, 臨床病理学的因子との関係の再現性を確認した。 胃癌細胞株(KatoⅢ, MKN45, MKN74, NUGC4,その他)でのKLF4の発現をmRNA,蛋白,levelで確認しする.KLF4高発現株, 低発現株を同定し,増殖能、 EMTの獲得(浸潤,遊走能)有無を解析した。
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今後の研究の推進方策 |
同定したKLF4高発現株, 低発現株にて増殖能、 EMTの獲得(浸潤,遊走能)有無を解析する.更にKLF4高発現株において,KLF4 knock down細胞株を作製(Si-KLF4)し,KLF4低発現株でのレトロウイルスベクターによるKLF4 overexpression株を作製し, 同様にして増殖能、浸潤能, EMT因子発現を解析する. KLF4 knock down株と, mockとの間での各種抗癌剤及び, 分子標的治療薬での薬剤感受性試験を行うとともに, 免疫不全マウスモデルを作製し, invivoにおいても, 同薬剤による治療効果の検討を行う. 胃癌患者末梢血中のCTSCの同定,採取,解析(治療前後でのKLF発現強度の変化を解析する) 臨床データの集積を継続する
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