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2016 年度 実施状況報告書

生体蛍光染色剤とレーザー内視顕微鏡によるリアルタイム光学的組織診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K10534
研究機関三重大学

研究代表者

田中 光司  三重大学, 医学系研究科, 客員准教授 (10345986)

研究分担者 内田 恵一  三重大学, 医学部附属病院, 准教授 (30293781)
小林 美奈子  三重大学, 医学系研究科, 講師 (30359765)
井上 幹大  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (30422835)
大竹 耕平  三重大学, 医学部, 助教 (40378344)
楠 正人  三重大学, 医学系研究科, 教授 (50192026)
溝口 明  三重大学, 医学系研究科, 教授 (90181916)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード可食性色素 / 内視顕微鏡 / 共焦点レーザー顕微鏡 / 二光子レーザー顕微鏡
研究実績の概要

日本およびアメリカ食品医薬品局(FDA)認可済み可食性色素1200種類のスクリーニングで、生体蛍光染色剤として有望な可食性色素を約7種類見出し、正常細胞に比べ腫瘍細胞での蛍光が強いものを数種類認めている(PCT/JP2014/059351、WO2014157703 A1)。可食性色素を生体蛍光染色剤として用いたレーザー内視顕微鏡画像による内視鏡下リアルタイム光学的組織診断法の確立を目指すため、以下の4ステップを計画した。1.共焦点および二光子レーザー顕微鏡による可食性色素の至適条件設定(早期癌摘出標本)2.市販の共焦点レーザー内視顕微鏡による可食性色素の至適条件設定(早期癌摘出標本)3.可食性色素を用いたレーザー顕微鏡および内視顕微鏡画像による光学病理組織診断の妥当性の評価(早期癌摘出標本)4.可食性色素を用いた共焦点レーザー内視顕微鏡による消化器疾患に対するタイム光学病理診断の妥当性を評価す(医師主導型臨床研究)。
市販の共焦点レーザー内視顕微鏡を購入し、早期胃癌摘出標本に可食性色素を散布し、至適条件の設定を行った。摘出標本における可食性色素の濃度、反応時間、蛍光強度、蛍光深度、共焦点レーザー内視顕微鏡のレーザーパワー、励起波長、観察深度などを変動させ、至適条件を検討した。
細胞異型及び構造異型による癌診断能とくに核異型の可視化による評価を進めている。生体内散布可能な可食性色素の調剤についての準備も開始した。可食性色素を用いた共焦点レーザー内視顕微鏡による消化器疾患に対するタイム光学病理診断の倫理審査委員会の調整を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

市販の共焦点レーザー内視顕微鏡を用い、早期胃癌摘出標本における可食性色素の濃度、反応時間、蛍光強度、蛍光深度、共焦点レーザー内視顕微鏡のレーザーパワー、励起波長、観察深度などを変動させ、至適条件の検討を開始できた。
3.可食性色素を用いたレーザー顕微鏡および内視顕微鏡画像による光学病理組織診断の妥当性の評価(早期癌摘出標本)4.可食性色素を用いた共焦点レーザー内視顕微鏡による消化器疾患に対するタイム光学病理診断の妥当性を評価す(医師主導型臨床研究)。の準備を開始し、癌診断:細胞異型及び構造異型による癌診断能とくに核異型の可視化による評価を進めている。生体内散布可能な可食性色素の調剤についての準備も行っている。可食性色素を用いた共焦点レーザー内視顕微鏡による消化器疾患に対するタイム光学病理診断の倫理審査委員会の調整を行っている。

今後の研究の推進方策

3.可食性色素を用いたレーザー顕微鏡および内視顕微鏡画像による光学病理組織診断の妥当性の評価(早期癌摘出標本)4.可食性色素を用いた共焦点レーザー内視顕微鏡による消化器疾患に対するタイム光学病理診断の妥当性を評価す(医師主導型臨床研究)。のお実施に向けた調整を行い、「生体蛍光染色剤とレーザー内視顕微鏡によるリアルタイム光学的組織診断法の開発」の実現を目指す。

次年度使用額が生じた理由

本年度は、当初計画していた、1.共焦点および二光子レーザー顕微鏡による可食性色素の至適条件設定(早期癌摘出標本)2.市販の共焦点レーザー内視顕微鏡による可食性色素の至適条件設定(早期癌摘出標本)に関する研究がやや不十分であった。

次年度使用額の使用計画

次年度は、1.共焦点および二光子レーザー顕微鏡による可食性色素の至適条件設定(早期癌摘出標本)2.市販の共焦点レーザー内視顕微鏡による可食性色素の至適条件設定(早期癌摘出標本)に関する研究を行い、研究費の適正使用に努める。

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公開日: 2018-01-16  

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