• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 実施状況報告書

クローン病長期寛解維持のための薬剤反応性予測マーカーの解明

研究課題

研究課題/領域番号 16K10535
研究機関三重大学

研究代表者

荒木 俊光  三重大学, 医学部附属病院, 講師 (70343217)

研究分担者 大北 喜基  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (20378342) [辞退]
内田 恵一  三重大学, 医学部附属病院, 准教授 (30293781)
井上 幹大  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (30422835)
大竹 耕平  三重大学, 医学部, 助教 (40378344)
楠 正人  三重大学, 医学系研究科, 教授 (50192026)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードクローン病 / 狭窄 / 薬剤耐性
研究実績の概要

クローン病術後長期寛解維持非再発例と手術的再発例(初回および再手術)の腸管切除標本における正常腸管粘膜および非病変部腸管粘膜の新鮮凍結切片を対象とし、切除術後寛解維持症例、切除術後手術的再発例、それぞれ3例から、新鮮凍結標本から壊死のないクローン病変腸管粘膜および非病変部腸管粘膜を、非再発例、再発例(初回および再手術)計6部位から4mmコアで摘出し保存した。コントロールとして他の良性外科疾患手術例の組織3例(=正常腸組織)を採取し保存した。mRNAおよびmiRNAを抽出後、mRNAおよびmiRNA arrayを施行し、網羅的に再発関連性mRNAおよびmiRNA(発現上昇群、発現低下群)を検索する準備を行った。今後、抽出されたmiRNAおよびmRNAで高発現、もしく低発現となる候補遺伝子群を既存のmiRNAデータベース(Traget scan, miRbaseなど)を用いて絞り込む予定である。また、homogenisationおよびsonicationを行いBCA assayを用いタンパク濃度を測定計6種類の検体をA.プロテオミクス、B. microRNA、T細胞受容体レパトアを応用し、それぞれの解析結果から再発および薬剤反応性予測マーカーの候補を抽出する準備を行っている。また、それぞれの病態の血清サンプルにおけるタンパクおよびmRNA/microRNAの発現を確認することで、マーカーの信頼性を検証する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究組織の変更により、検体採取後の解析実験開始が遅れている。

今後の研究の推進方策

研究組織の再構成が完了し、速やかに遂行できると考えている。

次年度使用額が生じた理由

miRNA arraやBCA assayなど実験実施が当初の計画より遅れ、使用する必要数が少なく済んだため。

次年度使用額の使用計画

H29年度に実施するmiRNA arraやBCA assayなどに使用する予定である。

URL: 

公開日: 2018-01-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi