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2018 年度 研究成果報告書

炎症性発癌におけるSP-D、ADAM17の臨床応用

研究課題

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研究課題/領域番号 16K10551
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

長谷川 博俊  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 非常勤講師 (00218455)

研究分担者 鶴田 雅士  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (00348666)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード炎症性発癌 / SP-D / ADAM17
研究成果の概要

炎症性発癌のメカニズムを明らかにすることは難治性炎症性腸疾患である潰瘍性大腸炎(UC)の治療成績の向上に重要である.これまで我々は肺外のサーファクタント蛋白D(SP-D)がUCの発症増悪に関連することを明らかにした.今回は炎症性発癌との関連を明らかにすることを目的として研究を行った.
野生型マウスとSP-Dノックアウト(KO)マウスにデキストラン硫酸ナトリウ ム溶液およびアゾキシメタンを投与し炎症性発癌を発生させると,SP-DKOマウスのほうが、1個体あたりの腫瘍数が多く、腫瘍発生マウスの頻度も高いことが明らかとなった.このことから,炎症性発癌においてSP-Dは重要であることが示唆された.

自由記述の分野

大腸外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

難治性炎症性腸疾患である潰瘍性大腸炎において,2次的に発症する炎症性発癌は予後に影響を与える問題点の1つであり,早期発見,発症予防は非常に重要である.本研究結果からSP-Dが潰瘍性大腸炎の病勢だけでなく,炎症性発癌にも関与していることが示唆され,例えばバイオマーカーや予防治療に応用することで,先述の課題解決に1筋の光を照らす可能性が期待できる.

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公開日: 2020-03-30  

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