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2017 年度 実施状況報告書

膵癌における不可逆電気穿孔法(IRE)を用いたハイブリット手術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K10611
研究機関東京医科大学

研究代表者

永川 裕一  東京医科大学, 医学部, 准教授 (20349484)

研究分担者 杉本 勝俊  東京医科大学, 医学部, 講師 (20385032)
山口 浩  東京医科大学, 医学部, 准教授 (20510697)
土田 明彦  東京医科大学, 医学部, 主任教授 (50207396)
瀧下 智恵  東京医科大学, 医学部, 助教 (60774544)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード膵癌 / 不可逆電気穿孔法 / IRE
研究実績の概要

IREも高電位ではジュール熱を発生するため,RFAに代表される熱アブレーション治療と同様に,熱障害を生じるようになる.熱損傷は血管,各臓器損傷のほか,神経損傷の恐れもあり,神経叢温存する事が目的のハイブリッド手術を行うには,損傷を与えない最適な治療条件を検討することが必要である.動物実験にて,いくつかのIREの設定条件(電圧,電界,パルス長,パルス回数)のもと,IREの穿刺部位を上腸間膜動脈左右背側とし,焼灼を行った術後5日に膵臓,術後5日に膵臓,血管(上腸間膜動脈,門脈),上腸間膜動脈周囲神経および隣接する小腸を摘出し,TUNEL染色も加えた病理組織学的変化を検討した.本実験で得られた条件設定のもと,臨床研究を行う予定である.現在,医学倫理審査委員会に申請中であり,化学療法に長期間奏功するも血管浸潤にて切除不能な局所進行膵頭部癌を対象とする予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

動物実験にて,preliminary studyとして,I適切なIREの設定条件(電圧,電界,パルス長,パルス回数)が得られた.今後,臨床研究の予定であるが,現在,医学倫理審査委員会に申請中であり,承認されれば臨床研究に移行する.

今後の研究の推進方策

医学倫理審査委員会に承認され次第,臨床試験へ移行する.化学療法に長期間奏功するも血管浸潤にて切除不能な局所進行膵頭部癌を対象とする予定である.

次年度使用額が生じた理由

臨床研究での病理学的検討が終了しておらず,次年度に行う予定であり,その際,免疫組織染色で使用する抗体購入に研究費を使用する予定である.

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公開日: 2018-12-17  

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