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2016 年度 実施状況報告書

膵癌化学療法効果予測miRNAの同定とバイオマーカー探索

研究課題

研究課題/領域番号 16K10614
研究機関日本医科大学

研究代表者

中村 慶春  日本医科大学, 医学部, 准教授 (90318519)

研究分担者 内藤 善哉  日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (20237184)
内田 英二  日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (70176684)
水口 義昭  日本医科大学, 医学部, 助教 (70409217) [辞退]
松下 晃  日本医科大学, 医学部, 助教 (70449263)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード膵癌 / 化学療法の効果予測 / long noncoding RNA
研究実績の概要

膵癌患者は術前化学療法を施行する前に、超音波内視鏡検査(EUS)を施行し吸引細胞診、組織診(FNA)を行います。その際にサンプル(EUS-FNAサンプル)の一部を保存します。また、化学療法施行後に根治手術を施行した場合には、手術摘出標本の一部(癌組織および癌周囲の正常部分)をサンプルとして保存します。それらの化学療法施行前後の癌組織のサンプルを用いて、次世代シーケンサーにより、腫瘍に発現しているlong noncoding RNA(以下lncRNA)の発現プロファイルを明らかにします。さらに化学療法の効果をもとにlncRNA のプロファイルに対する、ディファレンシャルディスプレイ解析を行い、化学療法の効果予測因子をlncRNA という切り口から同定いたします。さらには同時に採取した患者血液サンプルを用いて、それらのlncRNA が血液中circulating lncRNAを用いることで新規バイオマーカーとなり得るかを明らかにすることも目的としております。実験バイアスを最小限とするために、対象症例はPrep-02/JSAP-05 対象症例でかつ通常型膵癌、膵体尾部癌で、既往に他の悪性腫瘍を有しない初回治療例に限定しております。現在、症例の集積を行っております。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

症例の集積においてやや遅れている。

今後の研究の推進方策

症例の集積を引き続き行っていく。集積に伴い解析を実行していく。後々に症例集積不良の場合には、過去に採取しているサンプルを用いる予定である。

次年度使用額が生じた理由

膵癌組織のサンプル保存に必要な薬品の購入(RNA Stabilization solutionなど)以外には、平成28年度は交付金を使用する必要がありませんでした。

次年度使用額の使用計画

症例の集積に伴い、次世代シーケンサーとディファレンシャル解析を行うための関連消耗品、さらには臨床サンプルの組織化学的および生化学的解析とオリゴヌクレオチドのための関連消耗品などの購入代金として使用いたします。
また研究成果発表としての学会参加費、論文投稿料、英文校閲料にも使用する予定です。

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公開日: 2018-01-16  

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