研究課題/領域番号 |
16K10635
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
岡村 吉隆 和歌山県立医科大学, 医学部, 学長 (80245076)
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研究分担者 |
金子 政弘 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (40433346)
吉増 達也 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (60316099)
畑田 充俊 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (70508027)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 心不全 / 細胞治療 / 線維芽細胞 |
研究実績の概要 |
平成28年度の研究計画においては、ラットからの線維芽細胞(fibroblast:Fb)採取法と継代培養法の確立を目指していた。本研究の実験モデルが自家線維芽細胞移植モデルであるため、ラットは近郊交配系ラットであるLewis系ラットを使用した。イソフルレン吸入麻酔下でラットを頸椎脱臼させて安楽死させ、速やかに清潔環境下で皮下線維組織を採取した。DMEMを満たした培養ディッシュ内に皮下線維組織を播種し、継代培養を繰り返すことによって、繊維芽細胞用の紡錘形細胞の増殖が観察された。上記の方法によって採取できた細胞が線維芽細胞であるかどうかを確認するための方法が完全にコンセンサスを得ているような確立した方法がないため、昨年度では、免疫染色およびフローサイトメトリーによる方法を考慮していたが、線維芽細胞そのものが間質系組織に存在する雑多な細胞種の集合体であるような性格を有するためか、線維芽細胞特異的な細胞表面マーカーも完全にコンセンサスを得ているようなものは少なく、またそれらに特異的に結合する抗体も良好なものがなく、試行錯誤している状況であったので、現在のところ上記の培養法によって獲得できた初代培養細胞が線維芽細胞であることの確認ができていない。 そのため現在様々な抗体(細胞表面マーカーや、多くの薬品会社が有するもの)やフローサイトメトリーの機会をを用いて線維芽細胞の初代培養法と継代培養法の確立を遂行中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
線維芽細胞の初期培養法および継代培養法の確立に難渋している。
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今後の研究の推進方策 |
他の研究施設で確立された方法を施行しているが、その他の試薬を施行する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
実験の進行が遅れており、当該年度に目標としていた実験が行われなかったものがあるため。
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次年度使用額の使用計画 |
線維芽細胞の初期培養法と継代培養法の確立に別の培地や別種のラットの使用を考慮し、また実際に試行する予定である。
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