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2016 年度 実施状況報告書

脳梗塞ラットに対するヒト頭蓋骨骨髄間葉系幹細胞移植

研究課題

研究課題/領域番号 16K10724
研究機関広島大学

研究代表者

岡崎 貴仁  広島大学, 病院(医), 病院助教 (60437613)

研究分担者 弓削 類  広島大学, 医歯薬保健学研究院(保), 教授 (20263676)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード再生医療 / 脳梗塞 / 間葉系幹細胞
研究実績の概要

ヒトの頭蓋骨骨髄間葉系幹細胞(cBMSCs)の効率的な樹立・培養方法の模索と特性の確認を行いました。文書により同意が得られた開頭による脳神経外科手術患者を対象とし、開頭手術の際に出る骨くずや板間層の骨髄を採取し培養・継代を行いました。培養液をDMEM/F12+10%FBS+PG/SM(抗生剤)で行い、Passage 5まで継代し100000000個まで細胞数が増殖することがわかりました。Passageを繰り返すうちに、骨くずなどの不純物が取り除かれるとともに、接着した細胞は線維芽細胞様の形態を示し増殖することがわかりました。接着培養した細胞を処置しFlow Cytometry Analysisを行い骨髄間葉系幹細胞のマーカーであるCD90、CD105、CD73陽性細胞が98.25%、91.73%、99.93%存在することを確認しました。細胞数を増やした後に神経分化培地(DMEM/F12+1%FBS+BFGF+PG/SM)に変更し3日間培養後、Forskolinを追加し7日間培養することで神経幹細胞に分化誘導します。肉眼的にも神経幹細胞の形態を呈してきます。RT-PCRでNeural precursur cell markerやであるNestinやPax6、Neural markerであるNF-LやNF-MがDay 0の時点ではprecursur cel lmarkerが強陽性であるのに対し、Day10ではNeural markerが強陽性を示すように変化することを確認しました。免疫染色においてもNeurofilament M陽性細胞を確認しております。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初の研究予定では脳梗塞モデルラット作成手技を確率する予定であったができていない状況です。研究者不足が原因であるため今年度より研究者を増員しペースを上げる予定です。

今後の研究の推進方策

脳梗塞ラットモデル作成を早急に確率しすでに採取しているヒトの頭蓋骨骨髄間葉系幹細胞を移植を行なう予定です。移植細胞の集積部位確認や免疫拒絶反応有無などを評価していく方針です。

次年度使用額が生じた理由

本年度施行予定であった脳梗塞モデルラット作成手技の確立の進捗状況に誤差が出たため。

次年度使用額の使用計画

研究員増員により次年度予定している研究実施計画とあわせて行う予定としております。

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公開日: 2018-01-16  

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