研究課題/領域番号 |
16K10737
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
小林 正和 岩手医科大学, 医学部, 助教 (60364345)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 脳血管障害 / 数値流体力学 / 超高磁場MRI / 頚動脈 |
研究実績の概要 |
頚部内頚動脈血栓内膜摘出術(CEA)を予定している狭窄率70%以上の頚部内頚動脈高度狭窄症例を対象。研究期間内(2.5年間)に100例を想定し、現在85例渉猟した。 (1)データ収集は術前に下記の検査を行った。1、3Tによる造影剤使用頚部MRAおよび頚部T1強調3D FSEプラークイメージング装置はGE Medical Systems製Discovery MR750wを用いた。2、7Tによる造影剤使用頚部MRAおよび頚部T1強調3D FSEプラークイメージング装置はGE Medical Systems製Signa 950を用いた。術中に下記の検査を行った。3、頚動脈露出操作中のtranscranial Dopplerによる中大脳動脈MESの検出装置はEME PIONEER TC2020を 用いた。 (2)データ解析は以下の通り行った。1、造影剤使用頚部MRAデータからのCFD解析は独自に開発したソフトウエアーを用いた。2、頚部T1強調3D FSEプラークイメージングデータからの狭窄率・信号強度の解析はOsiriXを用いた。3、術中transcranial Dopplerによる中大脳動脈MESの診断基準はConsensusn Committee of the Ninth International cerebral Hemodynamic Symposium (Stroke 1995)に準じる。 おおむね想定通りの症例渉猟、データ収集・解析を行った。今後目標数まで例数を増やして、最終解析・学会発表・論文発表を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定通りの症例渉猟が行えており、統計学的解析を行うのに十分な症例数であるため。
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今後の研究の推進方策 |
おおむね想定通りの症例渉猟、データ収集・解析を行えている状態である。今後目標数まで例数を増やして、最終解析・学会発表・論文発表を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
繰り上げ請求を行ったが、論文の英文チェック依頼の費用が、想定よりも低かったため、残金が生じたが、これは元々、平成30年度に使用する予定だったものであり、当初の予定通り、MRI分担金、消耗品費等で使用する予定である。
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