• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

実験的脊髄損傷に対する骨髄幹細胞移植におけるエクソソームを介したペリサイトの再生

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16K10794
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 脳神経外科学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

佐々木 祐典  札幌医科大学, 医学部, 講師 (20538136)

研究分担者 鳥越 俊彦  札幌医科大学, 医学部, 教授 (20301400)
本望 修  札幌医科大学, 医学部, 教授 (90285007)
浪岡 愛  札幌医科大学, 医学部, 研究員 (60748995)
中崎 公仁  札幌医科大学, 医学部, 研究員 (70722461)
浪岡 隆洋  札幌医科大学, 医学部, 研究員 (70748996)
押切 勉  札幌医科大学, 医学部, 助教 (70754612)
廣田 亮介  札幌医科大学, 医学部, 研究員 (10815434)
佐々木 優子  札幌医科大学, 医学部, 助教 (80631142)
岡 真一  札幌医科大学, その他部局等, 講師 (70789453)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード脊髄損傷
研究成果の概要

SCIに対してMSCを経静脈的に移植した結果、運動機能の改善が得られることが判明した。運動機能の改善が得られた動物の脳組織からmRNAを抽出し、マイクロアレイ解析によってスクリーニングされた遺伝子のうち、運動機能スコアであるBBBスコアと相関のある遺伝子を”behavior associated DEGs”として同定した。大脳皮質における特定の遺伝子発現の一過性の変化により、運動機能回復に関与していることが示唆された。MSCは経静脈的な全身投与により、脊髄局所だけでなく脳に対しても運動機能回復を促進させる効果があると考えられた。

自由記述の分野

脳神経外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

脊髄損傷に対する骨髄間葉系幹細胞の経静脈的投与は、すでに臨床における安全性や有効性の検討がなされている。本研究における研究成果によって、骨髄間葉系幹細胞の経静脈的投与による治療効果を発揮するメカニズムとして、骨髄間葉系幹細胞によって脳における遺伝子の変化が生じ、それが運動機能の回復に貢献している可能性を明らかにしたことは、骨髄間葉系幹細胞の経静脈的投与によって、損傷局所のみならず遠隔部位に対して喪失した神経機能の回復に貢献するメカニズムが作動することを示唆しており、今後の臨床における有用性を考慮した際の社会的意義は高いものと考えられる。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi