研究課題/領域番号 |
16K10811
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
安野 雅統 東京大学, 医学部附属病院, 登録研究員 (10771884)
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研究分担者 |
齋藤 琢 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30456107)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 椎間板変性 |
研究成果の概要 |
腰痛の主原因の一つである椎間板変性は50歳以上で90パーセント以上に見られるありふれた病態である。しかし、何故椎間板が変性するかの詳細な機序は分かっていない。今回我々はマウスの腰椎椎間関節を切除することで不安定性を惹起し、再現性を持って椎間板変性を来すモデルを樹立した。このモデルを用いて、レーザーマイクロダイセクションおよびRNA-seqによる網羅的遺伝子発現解析を行った所、椎間板変性に重要であるシグナルおよび遺伝子を同定した。
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自由記述の分野 |
脊椎
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により生理的なマウス椎間板変性モデルを樹立できた。また、このモデルを用いた網羅的解析により椎間板変性に関与するいくつかの重要なシグナルおよび遺伝子群を同定する事が出来、椎間板変性研究の基板を構築することが出来たといえる。今後はこれらの遺伝子やシグナルの機能を解析し、椎間板変性発生の機序をより詳細に解析するとともに、治療標的となりうる物質の探索を行う。
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