研究課題
基盤研究(C)
大腿骨近位部骨折および非定型大腿骨骨折の全数調査を実施し、鳥取県内での性・年齢別骨折発生率を明らかとした。縦断研究から得られた運動機能低下とベースラインでの患者背景、運動機能、骨関連マーカー、筋関連マーカーとを比較した。2次骨折防止のための介入を実施するコーディネータの有用性について無作為化前向き比較試験を実施した。新規骨粗鬆症治療薬の関節炎に与える影響を明らかとした。
整形外科
本研究は高齢者の健康寿命延伸のための、運動機能低下および骨粗鬆化の実態を明らかとし、その早期発見、予防を目的とした。骨粗鬆症性骨折の代表である大腿骨近位部骨折の年齢別発生率、経年的推移が明らかとなり、各種バイオマーカーと運動機能低下の関連性を見いだした。さらに2次骨折予防のためのコーディネータ介入効果を検討し、その有用性が判明した。また、新規骨粗鬆症治療薬には関節炎抑制効果があることが初めて明らかとなり関節疾患への応用の可能性が示唆された。