研究課題
基盤研究(C)
本申請は7T MRIシステムを用いてマウスを対象とした次世代型機能的MRIである安静時機能的MRIを確立した。さらに、神経障害に関する運動および感覚機能回路を継時的に観察することで機能再構築・代償の過程を可視化し、そのメカニズム、治療効果を明らかにした。この成果は、脳活動ネットワークに関連するすべての疾患に対して、病態メカニズムの解明や治療効果の評価に今後役立てられることを期待する。
磁気共鳴医学
マウスを対象とした安静時機能的MRIを確立したことが本研究の成果である。運動および感覚機能回路の障害である神経因性疼痛モデルや脊髄損傷モデルマウスを対象として、全脳の脳活動ネットワークを初めて評価したことに学術的な意義がある。前臨床研究として最も広く利用されるマウスの安静時機能的MRIを確立することで、精神・神経疾患に対する創薬研究へ役立てることで社会的な意義を期待する。