高濃度PRP(H-PRP)、低濃度PRP(L-PRP)、生理食塩水(生食)をそれぞれ投与する3群を作成し、各群ともアキレス腱切離手術直後に投与を行い、術後4、8週に腱修復部のMRIおよび組織学的、力学的評価を行った。 血小板数はL-PRPは全血の3.8倍、H-PRPは12.8倍だった。MRIは修復部のT2値、組織学的評価はボナースケール、力学的評価は弾性率と剛性を測定し評価した。T2値とボナースケールは生食、L-PRP、H-PRPの順に有意に低かった。弾性率と剛性はそれぞれ生食、L-PRP、H-PRPの順に高い値だった。T2値と、ボナースケール、弾性率及び剛性に有意な相関が得られた。
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